2015年2月21日土曜日

「宗教と犯罪」・「救いと殺し」について/hasunoha問答ピックアップ

勝義方便メモNo.10・73-77まで追記
http://togetter.com/li/719545

73) イスラーム国のテロ行為・残虐非道な行為と関連して、「宗教と犯罪」について最近は考えさせられることが多くあります・・ある意味での「救いと殺し」についてです。これは、何度か過去の「勝義方便メモ」シリーズにおいても取り上げさせて頂いて参りました。

74)改めて次の論考も挙げさせて頂いておきたいと存じます。「仏教における殺しと救い」http://mmori.w3.kanazawa-u.ac.jp/works/article_pdf/3_48murdere&salvation.pdf

75)つまるところ、簡単には、理想の実現のためならば、その過程のいかんを問わずに何でも許される(かも)という間違った考え方の信奉者・狂信者によるただの犯罪・悪業というだけのことであり、そんな間違った過程による理想は実現することなど決してないことが分からないのです。

76)これは仏教の目指す涅槃・悟り・浄土へと至るという理想の実現のためにということにもそのまま当てはめることができます。理想の実現を奇貨とし、その過程において犯罪や悪業を積むようであるならば、決して涅槃・悟り・浄土へと至れることなどあり得ないということであります。

77)更に補足しますと、いくら理想の実現としての涅槃・悟り・浄土へと至るためだと言っても、仏教の基本中の基本である七仏通誡偈の内容に反してしまっていれば、所詮はただの犯罪・悪業でしかなく、涅槃・悟り・浄土へと至れることなどもちろんあり得ないということであります。

hasunoha問答ピックアップ・・

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問い「自殺した人の魂について」
http://hasunoha.jp/questions/1004

【ご質問内容】

去年7月に6年一緒に住んでいた彼氏が自殺しました。亡くなってから、毎日逢いたくて、寂しくて、日々泣いていました。 彼氏は、成仏したのか、まだ側に居てくれてるのかなぁ。とか色々考え、死後の世界の事や魂について知りたくて、何冊も本を読みました。でも、自殺した人の魂について書いてる本は、ほとんどなく、病死や年老いて亡くなった魂についての本が多いんです。何か、自殺した人の魂について書いてる本があれば、教えてもらえないでしょうか?自分でも、何をしたいか分からないんですが、そういう本を読んでると、彼氏を近くに感じれて安心するんです。何か、良い本があれば、教えてください。

拙回答

「チベットの生と死の書」

まかな様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

これまでにも下記問いにお答えをさせて頂きましたが、いまだ彼氏様への色々な想いが癒されておられないご様子をお伺い致しました。

問い「死んでしまったら無なんでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/742

問い「自殺した人の霊」
http://hasunoha.jp/questions/718

この度は、「自殺した人の魂について書かれている本」についてのご質問でございますが、これまでの仏教に関しての拙学びにおいて、最も参考になるであろうと思われる本をご紹介させて頂きたいと存じますが、その前に最初に述べておきますが、非常に難しい内容、解釈を誤ってはいけない内容も扱われております。

それでも、まかな様が真摯に、真剣に彼氏様の魂(ただし、拙生は魂とは表現せずに「心相続」と述べております)の善き赴きへの善き因縁となる御供養をして頂くために、この度はあえてご紹介をさせて頂きます。

「チベットの生と死の書」 ソギャル・リンポチェ師 訳・大迫正弘氏・三浦順子氏 講談社

是非、仏教の基本的なことも簡単な本でも構いませんので押さえながらに、この本の学びを進めて頂きたいと存じますが、特にオウム真理教の事件で有名となった「ポワ」についても扱われております。オウム真理教の用いた「ポワ」の論理は当然に間違いですが、常にその間違いに陥る危険性が控えていることは理解して頂いて、その上で、真なる供養のあり方についてお考えを賜れましたらと存じます。

特に参考として頂きたいページ「第十九章 死後の助け P525~527」

今、まかな様にとって重要なのは、まかな様が彼氏様に対して御供養できているのかどうかという実感的なところになるかと存じます。それが実感できれば、きっと少しはまかな様ご自身にとっての安心や癒やしにもなるのではないかと考えております。

御供養においては、まず、彼氏様のことを強く思われて、その上で彼氏様の心相続に対して、どうか善き赴きへと向かうようにとして行われる善徳行が何よりも一つ大切に、そして、次には、更にその善徳行による福徳、つまり、幸せや功徳が、あらゆる一切の衆生たち、三界の全ての者たちのためにも及ぶようにと回向することが大切になるかと存じております。

川口英俊 合掌


問い「愛猫への償い方」
http://hasunoha.jp/questions/1022

【ご質問内容】

はじめまして。nonoと申します。

今年の1月に愛猫を亡くしました。

たった1日のすれ違いでもう会えなくなるとは思って無かった自分が憎いです。

寒い日に辛く凍えて孤独に死んでしまったと思うと胸が張り裂けそうです。

せめて死に目に会いたかった。最後に抱き締めてちゃんとお別れが言いたかった。

一匹 人目の届かない所でひっそりと痩せ細った足でどこかに消えて行ってしまいました。

たった2年しか生きられなかったけれど、一緒に過ごした楽しい思い出、体の弱い子だったので、不安で苦しい日々を過ごした思い出もありました。

今は現実が受け入れられなくて、ちょっと物音がする度に帰ってきたかもしれない!
と窓を何回も確かめてしまう自分がいます。

消えてしまって、ちゃんと遺体を供養してのお別れが出来ません。沢山探したけれど見つかりませんでした。

もっともっと一緒に過ごしたかった。もっと大切にしてあげればよかった。

そう言う思いが日々強くなり、夜も強い不安と後悔で息苦しくて眠れません。

あの子が一番辛かったのに、私はこの悲しみを乗り越えたいと考えている酷い人間です。

あの子は私を恨んでいるかもしれない。成仏出来ないかもしれないと考えてしまいます。

出来るならまたあの子を抱き締めたい。償いをしたいです。

長く纏まりのない読みづらい文で大変申し訳ございません。

愛猫の魂が救われる事を願わずにはいられません。

もし宜しければアドバイス頂けたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

拙回答

お手紙が届きました。

nono様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

実は愛猫様から満中陰の前にお手紙を預かりました。僭越ながらにもこちらに記して代読させて頂きます。

・・

親愛なるあなたへ

お元気ですか。

実は・・あまり詳しいことは言えないのですけれども・・次の私の行き先がもうすぐに決まります。

行き先が決まる前に前世の記憶が完全に無くなってしまうみたいです。

なので、まだ覚えている今のうちにと思って、お手紙を書きました。

私のことを今でも忘れずに気にかけてくれていて、ありがとう。

実は・・私は愛する人の悲しむ姿を見たくなくて、あなたのもとを黙って去ってしまいました。本当にごめんなさい。

私はあなたと過ごせた日々、本当に、本当に、幸せいっぱいでした。

あなたに大事に親切に可愛がられて、優しさや思いやりの大切さを学ぶことができました。

そのお陰もあってなのか、私は再びあなたのいる世界へと戻ることができるみたいです。

もちろん、もうその時には前世の記憶は無いので、偶然にどこかですれ違っても、お互い分かることはないかもしれないけれど、今お世話になっている偉い尊いお方が、確か「くんじゅう」って言ってたかな・・記憶や感情の残り香のようなものが、心のどこかにまだ残っていて、過去世で互いに縁や繋がりの深くあった者同士が、どこかで偶然にでも出遭ったら、ふっと懐かしい気持ちに包まれて、なんだかわからないけど、それとなくわかるみたいなこともあるようなことを少しおっしゃっていたので・・

だからお願い、もう悲しまないで。私はもうすぐあなたのいる世界に戻ることになるのですから。記憶は無くなっていても、きっとまたあなたと会えるような気がしています。

優しいあなたが大好きです。また会いましょうね。

本当にありがとう。心からの感謝を込めて。

・・

文中の「偉い尊いお方」とは、拙生の勘では観音様、それも馬頭観音様かなと存じます。「くんじゅう」とは多分、「薫習」で、確かに心に染み付いた残り香のようなもののこと(習気)であり、おそらく「中有」という状態に現在あって、過去世、前世での善き縁によって、またこの世界に生を受けられることになったようでございます。もしかしますと、人間としてかもしれませんね。

再会を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌


問い「お寺は敷居が高いと感じます」
http://hasunoha.jp/questions/1016

【ご質問内容】

京都や奈良のような有名で大きな寺がない県に住んでいます。
お参りして御朱印をいただきたいのですが、神社より敷居が高く感じます。特に小さなお寺は敷居が高く感じます。
どうしたらそのように感じなく素直にお参りできますか?

拙回答

お寺の敷居

Rika様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お寺の敷居は誠に高いですよね・・

もちろん、どこのお寺でもそうですが、例えば門の敷居は高いものです。ただ、最近は高齢化社会ということもあり、車イスの方のお参りにも配慮して、バリアフリーということで、高さのない敷居、敷居のない通用門を設置しているところも多くなってきているでしょうが、もともとお寺の敷居は高いものでございます。

実はこれには大切な理由があり、それは敷居が聖域と俗域との「結界」を示しているということでございます。

お寺は仏様・菩薩様方がおられる法域・聖域となるだけに、やはり特別に神聖な空間としての結界が張られます。

よくお寺には、「大界外相」や「大界内相」と書かれた石碑がございますが、それらが結界を示す結界石であり、山門に設けられていることもございます。

もちろん、俗と聖を分けるとはいえ、お寺の本来の意義としては、正法護持や仏法興隆と共に、仏法によって衆生の迷い苦しみを取り除いて、大安心へと導くということが大切となります。

「駆け込み寺」と言いますように、お寺、僧侶は、人々が苦しい時、困っている時には、やはり頼りにされるところでないといけません。もちろん、頼りにされるだけのことを対応できるように日々、研鑽して調える必要もございます。

その研鑽には、自己修養、日課勤行、掃除などもあり、また、法要、檀家参り等もあって、十分に参拝者に対応できない、留守の場合もございますので、そのあたりは少し心づもりをして頂けましたら有り難くに存じます。

とにかく、インターホンや呼び鈴があれば、そこでまずはご挨拶をされて、ご本尊様へのお参りの旨、御朱印を頂きたい旨をお伝えして、了承があれば、ご遠慮なくお入りになられて、お参りされて、御朱印を頂く際に少しなりともお話(簡単なご法話でも賜われると尚良いかと思います)もなされてみられたら良いのではないかと存じます。

またお寺によっては、御朱印のないところもございます。確実に御朱印が頂けるとなりましたら、霊場の札所であれば、ほぼ確実に戴けることでしょう。

お近くにあるかどうかは、是非、ネット検索して下さい。例えば、「○○県 霊場」「○○県 札所」など。

お寺、僧侶がより身近に感じて頂けることになりましたら誠に幸いでございます。

川口英俊 合掌

hasunoha・拙回答まとめ集
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hasunoha・拙寺紹介ページ
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2015年度、ダライ・ラマ法王猊下様のご来日のイベント情報
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勝義方便メモNo.10
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「拙理解仏教図式No.7(2014.6.14)」ご提示・再考随時訂正予定
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「 死後について 」平成26年9月・秋彼岸墓前回向 配布資料
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「お葬式について」平成26年8月・お盆施餓鬼法要・配布資料
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2013.11.19「空と縁起」に関する拙質問に対してのダライ・ラマ法王猊下様の御回答内容について
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2014.4.14 ダライ・ラマ法王猊下様によるチベット密教・胎蔵曼荼羅灌頂・ご報告
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ダライ・ラマ法王猊下様今春ご来日動画集
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「偉大なる第十四世の長寿を祈願する如意自在王〔経〕」
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NGO「国境なき僧侶団」フェイスブック・ページ
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【チベット問題】

チベット問題・焼身抗議等の詳細情報は、チベットNOW@ルンタ・ダラムサラ通信・中原一博氏のブログが参照となります。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

「太陽を取り戻すために チベットの焼身抗議」中原一博氏著
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51799025.html

無償ダウンロード
https://docs.google.com/file/d/0B6cmrkvyxC23QmhCRTZyeWRrNm8/edit

「自らを灯明と化した菩薩たちの願い」~チベット問題・焼身抗議を考える~
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