2012年12月18日火曜日

総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析の検証からの今後の課題と展望

総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析の検証から見えてくる今後の各党の課題と展望について付記しておきたい。

自民党支部はこれから塩川派が本流となっての支部の建て直しが急務であり、神谷宗幣氏が捲土重来を期してこのまま支部長職に留まり、次期衆院選へ向けて支部再編を進めるのか、もしくは塩川派筆頭の宗清皇一府議がいずれ支部長となって進めるのか、どちらにしても党本部・党府連の党議に則って、公正・公平に再編を行えるのかどうかが重要なこととなります。このことは、拙生が塩川正十郎先生の事務所で書生をさせて頂いていた頃からの自民支部の課題であり、この期を転機として、党として綱紀粛正をしっかりと図れるのかどうかが大切なこととなりますでしょう。それから正式な自民党支部として、府議・市議・幹事が団結して、党員増強、支援組織を固めつつ党勢拡大へ向けて新たに体制を整えていくことが望まれるでしょう。

民主党支部も市議・府議共に壊滅的状態である停滞した現状を打開していくためには、基盤組織としてある連合や各労組等をしっかりと今一度まとめれていけれるようにすることと併せて、若く有為なる人材を支部幹部に迎えて、幹事会を根本的に立て直すところから始める必要があり、旧態依然たる状況があるようでは到底再建は不可能であると考えられます。拙生が岡本準一郎総支部長の応援へと馳せ参じ、岡本氏により総支部の幹事に引き立てて頂いていた頃は、岡本氏の下で若い人材や学生も多数集まり、定例幹事会・勉強会・街頭演説も活発に行うなど、党員・サポーターも増えていく中、市議数も増加し党勢拡大の勢いがあったが、2003年総選挙での岡本準一郎氏敗北後においてすぐに拙生は幹事・党員を辞任して政治の世界からは離れて以後政治的中立の立場となりましたが、岡本準一郎氏がこの地を去られて以降の民主党支部は衰退の一途を辿っており、停滞・低迷に喘いでいる状況となってしまっています。再び岡本準一郎氏のような優秀・有能な若手人材を支部長に迎えて、幹事会も一新して、支援組織をまとめつつ党勢拡大へ向けて動いていかなければ、今後も停滞・低迷が中長期にわたり続くように思われます。

日本維新の会の西野弘一氏に関しては、今後、中央政権での状況の変化にて日本維新の会がどのような立場となっていくのか、いまだ不透明ではありますが、民主党に続く第三党として政権に対してある程度の影響力を持続しつつ、野党的立場と与党的立場の双方で国政運営に関わっていくことになっていくのではないかと思われます。しかし、いずれ次回総選挙の際においては、日本維新の会が政党としてあるのかどうかは少し不安定なところもあり、もしも日本維新の会が何らかの政界再編・離合集散の動きに巻き込まれて解党的憂き目に会えば、父・陽氏と同様に政党を渡り歩くことになる可能性もあります。但し、元々自身も府議として当初属していた自民党へは、一度離党してしまっていることと、今回の父・陽氏の不義理の引退の件もあり、再び戻れるようなことはないように思われます。父の汚名と世襲・二世として世間からは厳しく見られてしまう面も多々あるかとは思いますが、それを跳ね返せるだけの結果を出せる国民のための良い政治家になって頂ければ構わないのではないかと思われます。あとは、日本維新の会の支部組織の整備については、今回支援に入った市議や支援団体等が概ね新たな西野派(日本維新の会か無所属的な立場として)の支援組織として今後も体制を整えていくことになるのではないかと思われます。

もう一人、大阪13区選出の日本維新の会の府議である青野剛暁氏とは、拙生が塩川正十郎先生の事務所で書生をさせて頂いた頃に同時期によく事務所で一緒に色々とお手伝いしていたことがありますが、自民党として市議→府議を経て、自民党を離れて橋下徹氏の下で大阪維新の会の立ち上げメンバーとなり、今は日本維新の会の府議となられているわけでありますが、これまであまり同じ会・党として西野弘一氏と通じているところは無かったように思われ、今回の総選挙でも表だって西野弘一氏を支援したとは聞こえてこずであり、恐らく全国の日本維新の会の候補の下へと応援に廻られていたのではないかと思われます。今後、どのようにされるのか、このまま日本維新の会の府議として大阪府の改革に取り組まれていかれるのかなと思うところではあります。もしくは、次期参院選に日本維新の会の候補として出られることもあるのではないかなという感じではないでしょうか。

次に、日本共産党支部ですが、支部組織は前回市議選での議席復活もあって安定しており、党各市議の潜在票的には総数的に3万~3万5千票を保持していると思われましたが、今回は、2万5千票あまりの結果となり、組織票はいつもの定石どおりに固めていけれたものの、課題としての無党派層の取り込みがやや足りなかった可能性があります。地元出身の新人候補の寺山初代氏には誠に失礼なことかもしれませんが、個人的には、今回勇退されてしまわれた吉井英勝氏は原子力の専門家として造詣が深くあり、国会でも長らく原発問題に取り組まれていた中で、東日本大震災での福島第一原発事故後、この反原発が叫ばれている中において、まさに日本共産党としても反原発の急先鋒役となりうる吉井英勝氏の勇退を、どうして党は慰留できなかったのかが少し疑問となるところではあります。吉井英勝氏が小選挙区で立候補されておられましたら、もしかしたらあくまでも消去法的選択ながら、拙生は、吉井英勝氏に一票を投じていたかもしれないところでもありました。今後の日本共産党支部の課題としては、支部組織の更なる安定化と党員拡大と併せて、総選挙ではいかに無党派層の支持を得られるような選挙戦略を展開できるかどうかが鍵になってくるのではないかと思われます。

参照・吉井英勝氏・ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E4%BA%95%E8%8B%B1%E5%8B%9D

取り急ぎに今回は以上までにて。

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さて、一連の総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析の検証となります。

大阪13区の投票率は、全国平均59.32%を下回り、55.51%(小選挙区)で、当初第一次の予測値50-55%、第二次の予測値55%~60%と、第一次の上限値、第二次の下限値となりました。有効投票総数は、213,280人(小選挙区)となりました。

西野弘一氏 維新  109,756票 (51.5%) 当
神谷宗幣氏 自民   58,465票 (27.4%) 落 惜敗率53.26%
寺山初代氏   共産   25,538票 (12.0%) 落
樋口俊一氏   民主   16,389票 (7.7%) 落 
皿田幸市氏  無所属    3,131票 (1.5%) 落


第一次予想・公示前・11/24

投票率50-55%ほどとして、

日本維新の会  西野弘一氏 8万5千~9万5千票
自民党     神谷宗幣氏 3~3万5千票
民主党     樋口俊一氏 3~3万5千票
共産党     寺山初代氏 3万5千票
一応、他で候補があったとして 5千~1万票


第二次予想・公示後・12/6

総選挙・大阪13選挙区(東大阪)
投票率55%~60% 有権者数40万
投票者数22万~24万人 比は重複

皿田幸市氏(無)  3千~5千
樋口俊一氏(民)比 3万~3万5千
寺山初代氏(共)  3万5千
西野弘一氏(維)比 8万5千~9万5千
神谷宗幣氏(自)比 5万5千~7万

補足追記
12/10 http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52110876.html
12/14 http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52111267.html


結果を受けての総評としては、父・西野陽氏の地盤を一応引き継いだ形となり、橋下人気の下、大阪で政党支持率がある程度高くある日本維新の会からの立候補となった西野弘一氏優勢は当初より変わらずであり、他候補は非常に厳しい戦いとなるのは当然のことであった。注目は、西野陽氏引退後、選挙直前に落下傘として自民党公認を受けた神谷宗幣氏がどれだけ不利な状況を挽回して得票できるかであったが、やはり劣勢を跳ね返すことができなかった。

NHK出口調査・大阪13区・政党支持別
http://t.co/Sq25Xokh

当方の読みと大きく異なった点は、支持なし層(無党派層)の投票動向で、50%が西野氏へと投票し、神谷氏は25%と西野氏の半分しか取れずであり、全国に吹き荒れた自民党候補有利への風は、ここではあまり大きくはならず、維新の風が依然として有利であったことと、候補者の圧倒的な知名度の差、選挙組織体制の差も大きく影響したものと思われます。

結局、公明党・学会票については、半自主投票気味になったようですが、それよりも協力関係を結ぶ維新と自民双方に配慮した結果の現れではないかと思われるように、見事に西野氏と神谷氏で二分されているのが分かります。

自民党支部の混乱・分裂著しい状況を反映するように自民党支持層の40%を西野氏が取ったのは神谷氏にとって大きな痛手となり、大差がついた最大の要因になったと言えるのではないかと思われます。

また、民主党支持層の30%を西野氏が取ったのも、西野氏の票が大きく伸びた要因であると言えます。これは民主党への猛烈な逆風と、落下傘候補者である樋口俊一氏の知名度の無さも響いた結果ではないかと思われます。前回府議選・平成23年4月における大阪13区の民主党候補の得票が、11,477票しか取れずに落選したことを鑑みれば、それから5千票程度しか増えておらず、逆風の中で全く戦いにならなかったのと、民主党支部が停滞・低迷したままで、市議・府議も壊滅的な状態であり、組織選挙の体を成さなかった結果であると考えることもできます。

あと、日本共産党は吉井英勝氏の引退に伴って今回は新人候補として寺山初代氏を立てたものの、前回府議選・平成23年4月における大阪13区の日本共産党候補の得票21,410票からあまり得票が伸びない結果となり、知名度も不足気味の中で、それほど支持を広げることができなかったと言えるでしょう。(以上)


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2012.12.16 21:30

総選挙・大阪13区、自民党の神谷宗幣氏は小選挙区落選…

NHK出口調査・大阪13区・候補者別
http://t.co/VqUfZwM8

無党派層に支持広がらずで、自民党票もまとめきれず…どうやら公明党は自主投票だったようですね。

NHK出口調査・大阪13区・政党支持別
http://t.co/Sq25Xokh

選挙前の拙生の「総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析・予測」についてはまた精査検証したいと存じております

・・2012.12.16 13:30投稿内容・・

午前中に投票へと行ってきました。熟慮を重ねた末、やはり白票は避けることとし、消去法的選択ながら、小選挙区は、「神谷宗幣」氏に、比例区も消去法的選択ながら、「みんなの党」に投票しました。

まだの方は、必ず投票へ行きましょう。

投票率、やはり低いですね・・大阪13区・東大阪は55%~58%程度となりそうで、潜在票・浮動票は予想以上に動かなさそうであります・・

・・

皆さん投票には必ず行きましょう。自民圧勝の流れは変わってはいませんが、これから日本は対米従属に右傾化と借金1000兆円超えによる弊害も併せて亡国への道をいよいよ歩むことになるであろうと誠に危惧します。もはや何をか言わんやであります・・

総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析(最終・補足)
http://hide-1.jugem.jp/?eid=514

総選挙・大阪13選挙区(東大阪)情勢分析(最終)
http://hide-1.jugem.jp/?eid=513

【総選挙関連の一連の拙考察のまとめ】
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/a806909216857d8daee05840bb112405