2009年9月4日金曜日

「勝義の空からの現実展開」

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「勝義の空からの現実展開」2009年9月3日・投稿文・抜粋・・

・・昨日の続きとなりますが、「非有非無」・「不二・無分別」・「離戯論」は、確かに世俗諦的に我・法の二執着を滅ぼすためには重要であるとは考えておりますが、そこに留まってしまっている限りにおいては、結局、何か訳の分からないもの(不二一元論・絶対的一元論)に終始しかねない弊害が出てくる恐れがございます。

大切となるのは、「勝義の空」からの現実展開であると考えておりまして、覚者・如来からの「分別」のありようそのものについてでございます。

龍樹論師が、あくまでも「十二支縁起」を壊さなかった理由とも関連することでありますが、やはり「縁起」は、仏教思想における要諦であると再認識しております。

それは、「勝義の空」からの「縁起分別」というものとなります。現在において体系的に整理されている「十二支縁起」を、そのままその「縁起分別」としてしまうのはやや懸念がありますが、原始仏典の「スッタニパータ」・「ダンマハダ」・「ウダーナヴァルガ」においては、十二支縁起における二支・三支が散在されてみられるのは、非常に注目すべきことであり、釈尊の後世において、それらが体系的にまとめられたのが、現在の形としてある「十二支縁起」と考えられています。

しかし、ここでも問題は、原始仏典が釈尊の在世時に著されたものではなく、どれだけ忠実に、釈尊の「勝義の空」からの「縁起分別」の真義を著せているものなのかどうかは、結局、わかり得ないというところでもあります。

しかし、「勝義の空」からの「縁起分別」の真義を考究することが、真理の追求の中での重要視座であるとして確立できれば、非常に意義のあるものになるのではないかとは存じております。

自身、仏教を一から学び直そうと、まず「スッタニパータ」・「ダンマハダ」・「ウダーナヴァルガ」(中村元先生邦訳)を読んだ時に覚えた、何とも言えない清々しい気持ちは、未だにどこか心地良く残っており、後世に展開されていく難解な教義・教理の数々とは違い、釈尊の勝義の空からの縁起分別の真義の著しに非常に近いのではないだろうかとは思うところがございます。

どうも色々とあまりに難しく考えすぎているところがあるのかも知れないですね・・

とにかく一つ一つ、粛々とと考えております。

・・抜粋ここまで。

施本「仏教・縁起の理解から学ぶ」
http://oujyouin.com/enginorikai.html
施本「仏教・空の理解から学ぶ」
http://oujyouin.com/topengi.htm
施本「仏教・空の理解」
http://oujyouin.com/sunyatop.htm
施本「仏教 ~ 一枚の紙から考える ~」
http://oujyouin.com/buddhism1p.html
施本「佛の道」
http://oujyouin.com/hotokenomichi.html

これから更に仏教の学びを進めるための文献・第三弾

「唯識でよむ般若心経―空の実践」を読み進め中。

読書の進捗状況
(→・進行中 ○・読み終え ○の数・一通り読んだ回数 △・中途停止 ▽・読み進める前 □・随時参照)

△○「中観と唯識」
 長尾雅人著・岩波書店
△「日本仏教の思想 受容と変容の千五百年史」(講談社現代新書)
 立川武蔵著・講談社
○「わかる仏教史」
 宮元啓一著・春秋社
▽「涅槃経―如来常住と悉有仏性」 (サーラ叢書 26)
 横超慧日著・平楽寺書店
▽「中観と空1・梶山雄一著作集4」
 梶山雄一著・御牧克己編・春秋社
▽「空と中観」
 江島惠教著・春秋社
▽「般若思想史」ワイド版版
 山口益著・法蔵館
△△△「講座・大乗仏教 認識論と論理学」
 春秋社
▽「道元と仏教―十二巻本『正法眼蔵』の道元」
 袴谷憲昭著・大蔵出版
▽「道元思想論」
 松本史朗著・大蔵出版
▽「仏教への道」
 松本史朗著・東京書籍
▽「法然親鸞思想論」
 松本史朗著・大蔵出版
▽「法然と明恵―日本仏教思想史序説」
 袴谷憲昭著・大蔵出版
▽「仏性思想の展開」
 奥野光賢著・大蔵出版
▽「天台学―根本思想とその展開」
 安藤俊雄著・平楽寺書店
▽「台密教学の研究」
 大久保良峻著・法蔵館
▽「本覚思想の源流と展開」
 浅井円道著・平楽寺書店
▽「天台教学と本覚思想」
 大久保良峻著・法蔵館
▽「最澄と天台本覚思想―日本精神史序説」
 栗田勇著・作品社
▽「アーラヤ的世界とその神―仏教思想像の転回」
 津田真一著・大蔵出版
▽「反密教学」
 改訂版・津田真一著・春秋社
▽「禅思想の批判的研究」
 松本史朗著・大蔵出版
▽「インド哲学七つの難問 (講談社選書メチエ)」
  宮元啓一著・講談社
▽「華厳五教章」
 鎌田茂雄著・大蔵出版
▽「「華厳経」を読む (仏典を読むシリーズ) 」
 西本照真著・武蔵野大学編纂・角川学芸出版
△「和訳 華厳経」
 鎌田茂雄著・東京美術
▽「華厳禅の思想史的研究」
 吉津宜英著・大東出版社
△「唯識説を中心とした初期華厳教学の研究―智儼・義湘から法蔵へ」
 大竹晋著・大蔵出版
▽「華厳思想 (講座・大乗仏教)」
 平川彰編集・梶山雄一編集・春秋社
▽「浄土思想 (講座・大乗仏教)」
 梶山雄一編集・高崎直道編集・春秋社
▽「法華経の七つの譬喩―初めて学ぶ『法華経』(レグルス文庫 (207))」
 菅野博史著・第三文明社
▽「図説 法華経大全―「妙法蓮華経全二十八品」現代語訳総解説 (エソテリカ・セレクション)」
 大角修翻訳・学習研究社
△「初期大乗と法華思想 (平川彰著作集)」
 平川彰著・春秋社
▽「法華経思想史から学ぶ仏教」
 菅野博史著・大蔵出版
▽「密教 (岩波新書)」
 松長有慶著・岩波書店
▽「観音経講話 (講談社学術文庫 ) 」
 鎌田茂雄著・講談社
▽「般若心経講話 (講談社学術文庫) 」
 鎌田茂雄著・講談社
▽「理趣経 (中公文庫BIBLIO)」
 松長有慶著・中央公論新社
▽「最澄と空海―日本仏教思想の誕生 (講談社選書メチエ) 」
 立川武蔵著・講談社
▽「密教概論」
 高神覚昇著・大法輪閣
▽「正法眼蔵随聞記講話」
 鎌田茂雄著・講談社
▽「古仏のまねび「道元」」
 高崎直道著・梅原猛著・角川書店
▽「生命の海「空海」」
 宮坂宥勝著・梅原猛著・角川書店
▽「絶望と歓喜「親鸞」」
 増谷文雄著・梅原猛著・角川書店
▽「密教の思想」
 立川武蔵著・吉川弘文館
▽「密教・自心の探求―『菩提心論』を読む」
 生井智紹著・大法輪閣
▽「『華厳経』『楞伽経』 (現代語訳大乗仏典)」
 中村元著・東京書籍
▽「「正法眼蔵」を読む―現代を生き抜く一二〇の知恵」
 秋月龍萊著・PHP研究所
▽「『金剛頂経』入門―即身成仏への道 」
 頼富本宏著・大法輪閣
▽「『大日経』入門―慈悲のマンダラ世界」
 頼富本宏著・大法輪閣
▽「知の教科書 密教」
 正木晃著・講談社
▽「密教の哲学」
 金岡秀友著・講談社
▽「空海の思想的展開の研究」
 藤井淳著・トランスビュー
○「絶対無と場所―鈴木禅学と西田哲学」
 秋月龍萊著・青土社
▽「西田哲学への導き―経験と自覚」
 上田閑照著・岩波書店
○「西田幾多郎の思想」
 小坂国継著・講談社
▽「西田哲学の根本問題」
 滝沢克己著・小林孝吉編集・こぶし書房
△「仏教的立場から西田哲学への理解」
 増田鷹雄著・三崎堂
○「西田幾多郎―生きることと哲学」
 藤田正勝著・岩波書店
▽「西田幾多郎とは誰か」
 上田閑照著・岩波書店
○「絶対無の哲学―西田哲学研究入門」
 花岡永子著・世界思想社
△「絶対無の哲学―西田哲学の継承と体系化」
 根井康之著・農山漁村文化協会
▽「西田哲学の世界―あるいは哲学の転回」
 大橋良介著・筑摩書房
▽「歴史的現実と西田哲学―絶対的論理主義とは何か」
 板橋勇仁著・法政大学出版局
○「西田哲学の再構築―その成立過程と比較思想」
 平山洋著・ミネルヴァ書房
▽「ホワイトヘッドと西田哲学の“あいだ”―仏教的キリスト教哲学の構想」
 延原時行著・法蔵館
○「時間幻想―西田哲学からの出発」
 重久俊夫著・中央公論事業出版
○「「自己」の哲学―ウィトゲンシュタイン・鈴木大拙・西田幾多郎」
 黒崎宏著・春秋社
△「西田哲学の論理と方法―徹底的批評主義とは何か」
 板橋勇仁著・法政大学出版局
○「西田幾多郎と仏教―禅と真宗の根底を究める」
 竹村牧男著・大東出版社
○「サクラは何色ですか?―西田幾多郎の思想」
 大沢正人著・現代書館
▽「「自己と世界」の問題―絶対無の視点から」
 花岡永子著・現代図書
○「現代思想としての西田幾多郎」
 藤田正勝著・講談社
▽「絶対無と神―京都学派の哲学」
 小野寺功著・春風社
▽「仏教とキリスト教」
 滝沢克己著・法蔵館
▽「場所論としての宗教哲学―仏教とキリスト教の交点に立って」
 八木誠一著・法蔵館
△「時間と絶対と相対と ―運命論から何を読み取るべきか」
 入不二基義著・勁草書房
▽「過程と実在〈1〉コスモロジーへの試論」
 アルフレッド・ノース ホワイトヘッド (著), Alfred North Whitehead (原著), 平林 康之 (翻訳) ・みすず書房
▽「過程と実在〈2〉コスモロジーへの試論」
 アルフレッド・ノース ホワイトヘッド (著), Alfred North Whitehead (原著), 平林 康之 (翻訳) ・みすず書房
▽「『正法眼蔵』を読む 存在するとはどういうことか」
 南直哉著・講談社
▽「道元入門」
 秋月龍萊著・講談社
▽「鈴木大拙」
 秋月龍萊著・講談社
▽「相対主義の極北」
 入不二基義著・筑摩書房
○「足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想」
 入不二基義著・朝日出版社
▽「時間は実在するか」
 入不二基義著・講談社
○「ホワイトヘッドの哲学」
 中村昇著・講談社
▽「知の教科書 論理の哲学」
 飯田隆編集・講談社
○△「「無常」の哲学―ダルマキールティと刹那滅」
 谷貞志著・春秋社
▽「徳一と最澄―もう一つの正統仏教」
 高橋富雄著・中央公論社
▽「無の探求「中国禅」―仏教の思想〈7〉」
 柳田聖山著・梅原猛著・角川書店
▽「絶対の真理「天台」―仏教の思想〈5〉」
 田村芳朗著・梅原猛著・角川書店
▽「法然対明恵―鎌倉仏教の宗教対決」
 町田宗鳳著・講談社
▽「仏教講義―根本仏教と大乗仏教の会通を語る」
 増谷文雄著・佼成出版社
▽「中論」改訂版
 ナーガールジュナ(竜樹尊者)著・西嶋(愚道)和夫訳・金沢文庫
▽「根本的な中論の歌―釈尊の教えは実在論である」
 ナーガールジュナ著・西嶋和夫翻訳・金沢文庫
▽「大乗仏典」
 長尾雅人責任編集・中央公論社
▽「無心ということ」
 鈴木大拙著・角川ソフィア文庫
▽「禅とは何か」
 鈴木大拙著・角川ソフィア文庫
▽「禅」
 鈴木大拙著・ちくま文庫
▽「禅と唯識―悟りの構造」
 竹村牧男著・大法輪閣
▽「唯識思想論考」
 袴谷憲昭著・大蔵出版
▽「唯識とは何か―『法相二巻抄』を読む」
 横山紘一著・春秋社
▽「大智度論講述」
 宇野順治著・永田文昌堂
▽「大乗としての浄土―空・唯識から念仏へ」
 山口益著・大法輪閣
▽「唯識の探求 『唯識三十頌を読む』」
 竹村牧男著・春秋社
▽「講座・大乗仏教 大乗仏教とその周辺」
 春秋社
▽「門無き門より入れ―精読『無門関』」
 山田史生著・大蔵出版
→「唯識でよむ般若心経―空の実践」
 横山紘一著・大法輪閣
▽「入門 哲学としての仏教」
 竹村牧男著・講談社
□大乗仏典・中公文庫 1
 般若部経典・金剛般経
□大乗仏典・中公文庫 2
 八千頌般若経?
□大乗仏典・中公文庫 3
 八千頌般若経?
□大乗仏典・中公文庫 7
 維摩経・首楞厳経
□大乗仏典・中公文庫 8
 十地経
□大乗仏典・中公文庫 12
 如来蔵系経典
□大乗仏典・中公文庫 14
 龍樹論集
□大乗仏典・中公文庫 15
 世親論集

これから更に仏教の学びを進めるための文献・第二弾

これから更に仏教の学びを進めるための文献・第一弾